面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『秘密』東野圭吾(著)だ。
99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞受賞作品。
テレビ朝日系でドラマ化もされている(2010年)。
1999年には東宝系で映画化もされた。
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。
その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。
映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。
涙の無い感動。読了後 呆然。
悲壮感、喪失感、虚無感、孤独感、絶望感・・・・・・。
なんとも形容し難いブルーな感覚に陥りました。
「うわぁ、マジかんべんしてよもう。こんなのって・・・・・・」という気持ちです。
男って、心が弱いからせめて体だけは強くできているのかも。
男にはちょっとつらい。
女性にとってはどうなんでしょう?
自分が主人公の立場だったら耐えられそうにも、そして立ち直れそうにもないです。
実際読み終わってブルーな気分からしばらく立ち直れませんでした。
終わってからもう1度クライマックス付近を読み返すことでしょう。
そもそも誰が悪いのかと問われたら、誰も悪くない様な、誰もが少しずつ悪い様な。
最善の選択なのか、仕方無しなのか、ずるさなのか。
そして、ではどうすれば良かったのか、と考えずにはいられません。
ラストで解るタイトル「秘密」の理由。
必読です。
とりあえずガンっとパンチがある作品です。
切ないので気持ち健康なときに読まれた方がいいかも・・・
読み終えてショックでした。
自分に置き換えて考えると、自分だったら我慢できないかも。
「本当にそういうことか??」と何度かラストを読み返しました。
・・・・・・やはり、そういうことのようだ。
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